財布を買う方法ってたくさんありますよね。
- お店で買う
- ネットで買う
- オークションで買う
今回はネットで財布を買う場合、特に並行輸入品を買う場合のメリット・デメリットについて話したいと思います。
今どきAmazonや楽天市場などネットで買う方もたくさんいると思います。しかし、そこには並行輸入品と正規品が混ざっていてどれを買えばいいの？と思う方もいるかと思います。そういう人にも読んでいただきたいです。
- 並行輸入品って何？
- 並行輸入品の財布を買っても大丈夫？
- 結局正規品とどっちがいいの？
メリットデメリットを踏まえた上で結論から言ってしまうと僕は
並行輸入品の財布を買うのはアリ
です。その理由をこれからお話しします。
目次
並行輸入品・正規品とは何か
まず並行輸入品とは何か話していきたいと思います。
流通経路の違い
並行輸入品、正規品という言葉はよく聞きますが、ちゃんと理解している人は少ないのではないでしょうか。この２つは流通経路の違いを表しています。海外から商品の購入するときにどこを経由して販売に至っているかですね。
つまり並行輸入品とは「海外ブランドの商品」という事を前提としています。
そしてこの記事は海外ブランドの並行輸入品の財布を購入する事のメリット・デメリットについて書いています。
海外ブランドを輸入するとき大体正規代理店というのがいます。これは海外ブランドと契約をして日本でそのブランドの代わりに販売を担っているお店の事です。
正規品というのはこの正規代理店を経由して購入する商品の事です。ちゃんとブランドに任されてるお店な分安心な部分が多いです。
並行輸入品とはこの正規代理店を介さずに輸入され販売されている商品の事です。
海外で購入したものを代理店通さずにネットショップで販売したりオークションに出したり正規じゃない代理店が販売していたりします。要は正規ルートではない輸入商品の事です。
並行輸入品は偽物？
正規ルートではない商品というと偽物なのかと思われると思いますが、そんな事ありません。輸入ルートが違うだけで中身は本物です。今の時代Amazonや楽天で偽物が販売される事はほとんどありません。なぜなら商品レビューですぐ指摘されますしプラットホームであるAmazon・楽天側としてはそんな悪質なショップは運営の信頼に関わるためすぐ削除を行うからです。
ただ、絶対に偽物がないという保証は出来ないので以下の事に注意してみて下さい。
- レビューをチェック。複数ある事と内容にリアリティがあること
- 商品画像を公式と比較。ブランドロゴなどがちゃんと確認出来ること
- 金額が異常に安すぎない事
最終的には自己責任ですので注意はしておいて下さい。
また、並行輸入品はネットに限らず売ってあるのでその場合はドンキとかで偽物を買っちゃわないように気をつけてください。
いずれにしろ、並行輸入品=偽物というわけではないです。
並行輸入品のメリット
安い
圧倒的なメリットがこれですね。いいブランドの革財布で言うと1万近く変わります。当ブログではメンズ革財布をよく扱っているので具体的にイギリスの革製品ブランド御三家と言われるエッティンガー ・ホワイトハウスコックス・グレンロイヤルを例に見てみましょう。
| エッティンガー | ホワイトハウスコックス | グレンロイヤル | |
|---|---|---|---|
| 商品 |  |
 |
 |
| 画像 | 長財布 COAT WALLET ロイヤルコレクション | 三つ折り財布 S7660 | ブライドルレザー二つ折長財布 03-5594 |
| 正規品 | 46,440円 | 42,120円 | 42,120円 |
| 並行輸入品
(Amazon) |
31,000円 | 31,320円 | 18,900円 |
※それぞれの詳細は金額のリンクを辿って確認してください。
かなりの差がありますね。エッティンガー が15,440円、ホワイトハウスコックスが10,800円、グレンロイヤルに至っては23,220円も違います。こうしてみると正規品を買ってわざわざ品質とは別の部分にここまでお金出すのがバカバカしく思えてくる額ですね。。。
正規にない商品がある場合がある
正規品の場合、今現地で売られているものがほとんどだったりしますが、並行輸入品の場合昔のモデルとかも売ってたりします。ネット上だと商品も豊富で思いがけずいいものを見つける事もあるかもしれません。
並行輸入品のデメリット
アフターサービスを受けられない
並行輸入品の場合ブランドが出す保証書を受け取れないことが多いです。商品に何かあった場合に修理等のサービスが受けられなくなります。これは並行輸入品のデメリットとしてよく挙げられるのですが、財布を買う上でこれは大きなデメリットになるのでしょうか？
実はさほどデメリットではないと言えます。理由は
- 正規のサポートもないもしくはかなり使いづらい
- 財布に問題がある場合もはや並行品に限らずブランドの問題
の２つです。
正規のサポートもない・もしくはかなり使いづらい
これも先程の３つのブランドを例に見てみましょう。
| エッティンガー | 記載なし（ブランドによる修理不可） |
|---|---|
| ホワイトハウスコックス | 英国に発送し修理期間は2ヶ月。代金は￥5,000 + 税。 |
| グレンロイヤル | 保証期間は3ヶ月。保証期間内は無料で対応。
https://www.british-made.jp/topics/glenroyal/201702170012763 |
エッティンガーははっきりと保証について書いてあるページがなく不明だったんですがおそらくブランドによる修理は不可と思われます。
ホワイトハウスコックスに関してはなんとお金がかかる上に2ヶ月も渡さないといけない言われたら「もういいや」ってなりそうですよね。。。
グレンロイヤルはまだ使えそうです。ただ３ヶ月なんてあっという間に過ぎていきそうですね。本当に初期不良時のみの使用になりそうです。
上記三つをみるとこの保証を使う機会はほぼないかなと思います。
基本的に財布って少しづつ劣化していくものなので、家電とかみたいに急に動かなくなった！とかはないんですよね。保証の必要性が低い商品ということですね。
ちなみに財布の他に時計も並行輸入品がよく売られているのですが、個人的に時計は正規品を買った方がいいと思っています。理由としては機械式時計の場合オーバーホールと言って定期的に必要となるメンテナンスがあるんですが、並行輸入品の場合これがメーカーでやってもらえない事が多く街の時計屋さんでやるにしても部品がなかったりかなり高くついたりするからです。受けるメリットのあるサポートがあるという事ですね。
一口に並行輸入品と言えど商品によってメリット・デメリットは違うので購入する時はしっかりと検討しましょう。
財布に問題がある場合もはや並行品に限らずブランドの問題
例えば購入後一週間で革が破けた、という場合。これってもはや並行品だろうと正規品だろうと起こる問題ですよね。並行品も本物なんですから。たとえ修理してもらったとしてもその後壊れないか心配じゃないですか？ 正規品を買ったとしても最初に壊れていた残念感と今後壊れないかという不安感は消せません。
これは購入方法の問題ではなくもはやそういう商品を売っているブランドの問題です。
アフターサービスが受けられる・受けられない云々以前の問題なので並行輸入品のデメリットとしては言えないと思います。
そのブランドを選んでしまった自分のせいだと思いましょう。
並行輸入品の財布を買うのはアリ！
今まであげた金額とメリットとアフターサービスのデメリットを天秤にかけた場合、個人的には並行輸入品の財布を買うのは全然アリだと思います。
受ける可能性の低いサービスに1万円払うのはもったいないですよね。
ただ、最終的には自己責任になるのでよく吟味して購入してください。
それでも心配なら国内ブランド
それでも保証が欲しい、なんか心配だという方は国内ブランドにした方がいいです。海外ブランドを正規品で買うと輸入している分高くなります。同じ値段でも国内ブランドの方が質が高い事が多いです。
本ブログではメンズ革財布を紹介することが多いのですが、僕のおすすめはGANZO（ガンゾ）というブランドなんです。老舗なので品質も安全ですし直営店に行けば財布を磨いてくれます。
あとココマイスターというブランドもおすすめです。新興ブランドなんですが、評判は高くとてもドレッシーな雰囲気なので人気も高いです。こちらはなんと永年保証です。
まとめ
まとめです。
- 並行輸入品は輸入経路が違うだけでモノは本物
- 財布に関しては並行輸入品でもメリットの方が大きい
- 並行輸入品が心配なら思い切って国内ブランドを買う方がおすすめ
満足行く財布選びをしていただければと思います。
